そめちゃん

バルーン 奇蹟の脱出飛行のそめちゃんのレビュー・感想・評価

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)
4.0
旧東ドイツから西ドイツへの熱気球を使った脱出の映画。少し長いけど緊迫感があって凄く面白かった。面白い分、実話にしては話が上手すぎる気がするけど、本当に運が良かったのかな。それにしても、命がけで脱出(亡命か?)する程、東ドイツの生活が酷かったのかは、日本にいては判らない。中で人の目を撮っていたけど、監視社会の象徴なのでしょうね。映画は最初の脱出に失敗してしまうと、使った気球が当局に見つかる。それを手掛かりに捜査が始まり、徐々に捜査の手が近付いてくる。残り時間は6週間、6週間あったら捕まるのかと思ったら、当局の捜査が思うように進展せず、最後の最後でやっとのこと居場所が判るのだが、それからは軍隊も出動させて阻止しようとする。脱出する側も気球の製作に手間取り、脱出の際にも次から次へとトラブルがあり、またも不時着してしまったので、何処に降りたかが判らず、最後までヒヤヒヤさせられた。でも、チクる人がいれば、逆に応援する人もいるもんですね。 
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