ノルウェーの映画。
ポップな話だと思っていたけれど、全然違って、もっとつらい話だった。
恋愛の要素もあるけれど、これは青春の映画。
自分ができないことや、自分が経験のないことに挑戦することで自分が成長するっていうのが根本的なテーマ。
それを表現するために、物理的に都心から遠ざかって移民が多い街に引っ越すっていうのが直喩的でわかりやすい。
アマリエのプライドがだんだん無くなって、殻を破っていこうともがく様子がとてもよく伝わってくる。
ただやっぱり最後まで自分の境遇を伝えられずに結果的にまわりを不愉快にさせてしまうけれど、正直結構こういうケースは多いと思う。
最後はあくまでも相手に歩み寄る形で事態を収集しようとする姿や、ひっそりとでもちゃんと見ててくれる友達の姿がまさに青春ストーリーだと思った。