よっひ

新聞記者のよっひのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
4.0
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」
田中哲司さんのセリフに鳥肌が立ちました。
今後40年、50年と自らが生きていく日本という国の内実を、果たして正確に捉えられているのか?

一昨年から昨年にかけて発生した政府に関わる事件を思わせる描写が数多く。
よくぞここまでダイレクトに描いた!

桃李くんたち内調の仕事、自分だったらあんなの心身が持たない。
ネットニュースやTwitterのトレンドが操作されていたら?
どこまでがフィクションなのか、ゾッとします。

作品全体としては、スリル感というより、どーんよりとした閉塞感が終始漂っています。
それ故、一つだけ欲を言えば、桃李くん演じる主人公の葛藤をもう少し深く描いて欲しかったです。

ジャーナリズムものは大好きな映画ジャンルの一つなのですが、邦画作品には少ないのが現実。
朝日新聞の記事によれば、2つのプロダクションに断られ、テレビでの宣伝もなかなか出来ないそう。

そんな中で本作を届けてくれた製作陣の皆さん、そして出演を承諾してくれた演者さん達に拍手!
危うさはありますが、こういった邦画作品が増えてくれると嬉しい。

最後にwikipediaに気になる記述があったので、

『映画公開日前後から公式サイトが断続的にサーバーダウンして…、システムを使用した集中的なアクセスを受けていると公式から説明があり、サイバー攻撃ではないかという疑いも....。』

いや、怖いよ!!