みい太郎

新聞記者のみい太郎のレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
3.6
楽しみにしてた作品。
ウンギョンが日本の作品に出る事
しかも日本語で。

実際に日本で問題になっている
事件を使っての物語。
フィクションだよね?これ。
と何度も心で呟いた。
そして…もし、少しでもこんな事が現実にあるとしたら…鳥肌が立った。
うっすらでも近い事があるのなと
思うと私たちはうんと呑気な国民だ。まぬけになってしまう。
そんな妄想をさせられる作品は邦画は多くないので考えされらた。

ウンギョン本当に頑張ってた。
ただ日本語やっぱ厳しいよなあと。思う反面、やはり彼女から溢れ出て来る喜怒哀楽。素直にすごいなぁと思う。記者魂が…理不尽への哀しみや怒り。伝わってきた。

そしてなぜこの役をウンギョンにしてもらわないといけないのか?
彼女の役を出来る若手女優、日本にはいないのか?モヤモヤした。

その事が映画の内容とリンクして信憑性増したりした(苦笑)
リアルな政治を扱う作品が邦画が少ないのだとも実感した。

トゥーリーは頑張ってたと思う。
それを邪魔するバッサー。
2人のシーン苦笑い止まらなかった。共演者が可哀想。バッサーの場面だけいつでも温度が違う。せめて…奥様役が違えばトゥリーの苦悩もラストシーンもリアルが増したのにな…
でも西田尚美ちゃんも今じゃあんなに上手くなったから…今は我慢の時なんかな?

天音くんが効いてたし…
田中哲司さんが怖かった。
権力に取り憑かれもう後戻りできない人の凄みというか…
国家権力の怖さ。
普通に生きてたら実感した事がある人少ないと思う。
それが幸せなんだけど…
いつ巻き込まれるか判らないのも実感する。
淡々とくらい画面の内容だけどドキドキしたし考えさせられた。
これを作った気概に加点あり。

追記
ウンギョン日本アカデミー最優秀主演女優賞おめでとう㊗️
初めに優秀賞で登壇する5人の女優さんの中明らかに仲間に入れてもらえな感を感じちょっと胸が締め付けられた。そして名前を呼ばれた時「ウンギ〜ョン〜」と声に出し瞬殺で泣いてました。きっと彼女もこんな事起こる訳ないと思ってたからのあの泣きだと思います。いい悪いは別として(苦笑)日本の映画界に光が有ると実感できた瞬間でした。出てくれてありがとう、ウンギョン❤︎
みい太郎

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