高田

新聞記者の高田のレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
5.0
個人的な話。
人間は社会も個人も基本的に悪意とか攻撃性に溢れてて、メン弱の自分としては、いかにしてそういうトゲトゲから遠ざかって生きていれるかが人生の命題みたいなとこある。それはずっとそう(自分も誰かにとっては恐ろしい存在なのかもとも)。

リアルでも映画の中でも、沢山の嘘とか中傷とか個人を圧し潰す社会の枠組みとか、当たり前のことが当たり前に起きてるんだなみたいな諦めはすごいある。それはもう政治腐敗とかだけじゃなく社会が全部そうだと思ってる。
自分1人がなるべく人に優しくできればそれでいいなみたいな。

でもだからこそ、そんな中でそれでも声を上げようとする人はすごいなと思うし無理して体壊さないでとも思う。
松坂桃李くんの演技を見てると心がざわついて、学生の頃みたいな、何を見ても基本無敵みたいな状態にはもう戻れないかなとか思った。寂しくなった。
高田

高田