新聞記者の作品情報・感想・評価

上映館(11館)

「新聞記者」に投稿された感想・評価

かくわ

かくわの感想・評価

4.0
色んな意味で話題になっていたので鑑賞。
こういう作品こそ、劇場で観てお金を落とさないといけないのかもしれない。

フィクションだけどノンフィクションではないかと思ってしまう内容でした。

内閣情報調査室という組織も初めて知った。
作品で描かれている事が現実とすべて同じとは思わないけど、実際にそういった部分もあるんだなぁと思ってしまう。

素直に良く作れたなぁと思った作品でした。
観に行った劇場も7割は埋まっていたけど、客層が70前後と見受けられるの方が多かったのも色々察した。

2019-045-013
Where have you gone? Oh, my love
現実の事件とのリンクなど関係なく、主人公2人の演技が素晴らしく、質の高い作品でした。
ゆ

ゆの感想・評価

4.0
主演2人の演技がすごい。
最後がめちゃめちゃ気になる。
結局どうなったのか、原作を読んでみたい。
行政で働くこと、新聞記者として記事を書くこと、情報を受け取る側として考えることなど、考えさせられる映画だった。
松坂桃李の正しい使い方じゃないかと感じた

思慮深く、誠実で、口数が少なめで、一見すると地味なキャラクター

序盤は登場人物のモデルが頭に浮かぶような話が続き、いろんな意味でよく映画にしたなと思ったが、後半はちゃんとフィクション、エンタメドラマになっててまずまず面白かった

改めて、日本の今とこれからを憂う、そんな気持ちにさせる映画だった(観る前から分かってたけど)

勇気と心意気に敬意を評して若干の上乗せを
静かな権力の脅迫。
ラストの上司の猛禽類の目が怖かった…。
技情報の捏造、ネット民の煽りなど、本当にあり得るモノばかりなのも怖かった…。

そして、今の日本と言い切れない内容。
最後の「ごめん」は、誰に向けられたセリフなのだろう?
ハコ

ハコの感想・評価

4.0

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 たしか参院選の日に、どうしても観たくて観に行ったのだった。
 この日本の現実とどこか、いや、奇妙なほどにリンクするようにも思える、完全なるフィクションとは思えないこのフィクションに、公開1ヶ月後にも関わらず劇場をほぼ満席に埋めるほどの人が集まる。
 それだけでもう、驚きだった。

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 杉浦(松坂桃李)の勤める内閣情報調査室のシーンでは映像が、不気味に青みがかる。ここで、“優秀”と言われてきただろう人たちがする任務は、政権に不都合なニュースのコントロール。誰かを陥れることもいとわない。匿名のツイッターで蔓延する意見は、この不気味に青黒い空間の中で、真顔で打ち込まれた文字かもしれないと思うと……。
 正直言って気味が悪すぎる。息が詰まるようだった。

 そんな風に過ごしながら、官僚としての生き方を疑いたくもなる苦しさ。そして、家族を思うからこそ大きな力に飲み込まれそうになる弱さも、表情から伝わる。

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 東都新聞記者の吉岡(シム・ウンギョン)の、決意のある目で尋ねられた気もする。私たち、このままでいいの……? フィクションを通して投げかけられた問いを、黙って見過ごすわけにはいかないと思った。

 最初は、ドラマみたいな雰囲気かなとも思ったけれど、たぶんテレビで放送されたりしないと思うから。今年これ、誰か誘って観に行きましょ。
み

みの感想・評価

3.2
国の人らはあんなに暗い部屋で仕事してるの!?目が悪くなっちゃうよ!
内調の人が観たらどう思うんだろう、この映画は
国の人らは忙しくて観る暇ないかな?

全体的な画面構成がかなり暗くて、横顔のカットが多い映画だと思った
後ろめたいときは横顔で、真実追求を決意したとか、そういうときは正面からとか、そんな感じに見えました
わざとカメラ揺れてたのかな?と思うところもいくつかあって、あとは、神崎さんの部屋で真実が白日のもとにさらされた時の二人の顔が逆光になるほどの明るさとか、光をそういう風に使ってるのかなと思いました
はっ、またわかったような言い方をしてしまった、実際こんな単純じゃないと思います!すみません

横顔のカットが多めなので、桃李くんのように横顔がきれいな俳優さんをキャスティングしたのとても良いと思いました
シム・ウンギョンさん初見でしたが、日本の女優さんじゃなくて、初見のシムさんでよかったかもしれない、これはだって、なんか変な映画出てるのを知ってる日本の女優さんが演じても、この人あの変な映画で変な役やってたなあ、とか、そういういらない情報が入ってくるとよくないから
変な映画とか失礼ですね、すみません

いっこだけ、うーんと思ったのが、杉原の妻子の設定
うーん、これは、なんだろ、この映画に限らず、"守るものがある者の強さ"みたいなの陳腐であんまり好きじゃない
実生活ではそういう人らって、ほんとに自分と自分の家族しか大切にしないようなのが多いからさ、
……これは完全に悪口だ…!
この映画の場合は、正義をとるか、家族をとるかっていう話でもあって、わたくしの悪口の議論とは違う話だけど、なんかそこだけ気になっちゃって

ひとりで戦うのもモチベーションの維持が大変なんだよね
穴子

穴子の感想・評価

3.9
素晴らしいエンターテインメント
題材がデリケートなのにとても上手に作品にしている。過剰気味な演出と真実と疑惑の曖昧さのバランスが絶妙
majiri

majiriの感想・評価

1.0
⚠︎敢えて評価は1にしました。

 かつて90年代、「踊る大捜査線」で青島は、警察のキャリアを登り詰めてトップから変えると言った室井と共闘し、自分はここで踏ん張るのだ的なことを言っていたような気がする。
事件は会議室で起こっているのではなく、現場で起こっているのだと彼は言った。
この映画「新聞記者」は内閣情報調査室(内調)がいわゆるネットサポーター的な振る舞いをして、ネット上の情報操作をしているストーリーと、(そして巻き込まれる若い官僚と)それに何とか抵抗していこうとする一人の新聞記者の物語である。
青島と室井はこの物語の吉岡と杉原のように結託するが、「踊る〜」では周辺の人もはっきりと敵か味方に分かれていた。
しかしこの作品では、(この作品が作られる経緯も含めて)誰一人としてはっきりとした意志をもって行動していない。意志というのはつまり、「なにかを信じていない」ということである。それは現実のそれであるし、この物語がどちらかというとノンフィクションよりの作品である為仕方ない面もあるだろう。
内調の怖い上司も、死んだ上司も、二人の主人公も、あるいは記者側の同僚や上司も、まるで死んだ眼をしている。
青島と室井は違った。青島は一人の警察官であることだけに誇りを持っていた。室井は組織を変えるということに執念を持っていた。
僕がこの映画に見たのは結局のところ日本版ブラックミラーである。
既に誰も(ネット上の振る舞いでさえも)伝わるということが、信じられなくなった主人公たち、
新聞記者吉岡が苛立ちが募り自分の思いをツイートするが、それを打ち消すような内調のデマやフェイクの書き込みの仕事。
それに何も知らずに流されるリテラシーのない人々。あるいは旗を立てられれば乗っかって盛り上がるだけの(健忘症の)人たち。
なのにそこにしかアクセスすることが出来ないような吉岡の振る舞い、あるいは若い官僚杉原が自分の妻が妊娠中なのにそれを手助けることが出来ないばかりか、最後の行動で妻と娘を危険に晒す。
しかし、その動機付けは自分の信じた上司の納得がいかない死に方であり、それと妻を天秤にかけただけのなんとも弱いものだ。
青島はトップになどなりたくない。一人の警察官としての仕事に誇りを持っていただけだ。その先輩はワクさん(いかりや長介)であった。踊る大捜査線はコテコテのベタなドラマだった。
でも、こういう人間が、もう日本にはいないかのような絶望的な雰囲気がこの映画を支配している。
そしてそれを糾弾してなんになるというのか?
国も形だけ保守してなんになるというのか?
「民主主義は形だけでよいのだ」
肯定してんじゃん。
そして、あらゆるものがひたすらされる情報操作(フェイクだろうが、真実だろうが)の先にあるものを、想像して吐き気がする。
それは感覚の麻痺である。
これが、もしフィクションの映画だったならばSFとして点数高いけど、
最悪!みんな目が死んでるとこは現実じゃん!!!

⚠︎評価は1ですが、右の人ではありません。
⚠︎新聞の記事を紙で読む行為を促すという点は評価できます。
あまりにも何もかもがズブズブな様を見せつけられて辟易しました。
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