kuraudia

轢き逃げ -最高の最悪な日-のkuraudiaのレビュー・感想・評価

3.8
良くまとまった映画だと思う。2時間少しとの時間は飽きる事なく観れた。分かりやすいストーリーにして、観客に、人間の心模様と人間の生き方を考えさせるようにしたのかと思う。
最初の方の、中山と石田の演技が、純粋素直な役どころとは思うが、劇場役者クサくてイマイチだったが、後半への伏線として新人はあんな感じか。水谷と犯人との争いが迫力ある映像だった。水谷さんは顔じからがあるんだな、感心した。
テーマはかなり重たいが、人間の葛藤を描きながら、その奥には常に自己擁護があるのだと。人は自分が優位に立つために、人を利用しながら生きていることはよくあることだから、それを悪としてわかりながらもどこかに隠しているものだと。わかりやすかった。
水谷監督の次作に期待したい、もっと冒険を。
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