ラルフ

轢き逃げ -最高の最悪な日-のラルフのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

水谷豊の脚本、監督作品。

冒頭あっさり轢き逃げ。
しかも、怪我の状態どころか相手の顔すら確認もせず。

しかも、細い脇道をかっ飛ばして急いでいた理由が結婚式の打ち合わせ。

百歩譲って結婚式の為ならまだパニックで正常な判断が出来ず逃げちゃったとしてもたかが打ち合わせで…。
あんな飛ばす!?あほなん?

ただその後の展開からちょっとおかしなことに…。

てか、同乗者のお前までなんでそんなにビクビクするん?てかそもそも同乗者なんやから「逃げよう」なんて提案する?普通は自首を勧めん?てか、「独身最後の日はお前と2人で過ごしたい」って2人で遊園地行っちゃうのなんなんその男の友情?こっちは「ははーん、そういう事ね。政略結婚とか親の期待で仕方なく女性と結婚するのかな…」って思ってたらツレの方も普通に女の子と合コンとかしとんのかい!てっきりそういう苦悩とかも含めたヒューマンドラマかと思いきやいきなりサイコっぽいサスペンスに舵きってきたやん!豊!!!途中「ザ・フォーリナー」かと思たで!バルコニーで格闘してる姿が老いぼれジャッキーに見えたで!豊!!!娘の為に頑張れ父ちゃん!!!

まぁ最終的に物語は意外な結末を迎えたけど嫌いじゃない。


大小問わず「轢き逃げ」は誰にも幸せな結末なんて訪れない。
事故を起こしたら速やかに救急と警察に連絡をした方がそれ以上の「不幸」は起こらない。



水谷豊と檀ふみの夫婦が父親(男)と母親(女)の悲しみ方や受け入れ方の違いをよく表現されてたと思う。

あと、申し訳ないけど大御所3人以外はあまり有名ではない役者さんなのか存じ上げなかったけど、石田法嗣という役者さん良かった。どこか昔の演技派子役伊崎充則を思い出させた。
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