轢き逃げ -最高の最悪な日-の作品情報・感想・評価 - 46ページ目

「轢き逃げ -最高の最悪な日-」に投稿された感想・評価

被害者や加害者になる怖さと人間の心の闇の怖さとが静かな日常の中で表現されていた。
主人公の輝の演技が苦手だったのでそのキャスティングが残念。
Yasuko

Yasukoの感想・評価

3.2
心が痛かったです…。
どの人の立場に立っても心が痛い…。

轢き逃げはまた別の話だけど、ハンドルを握る者として加害者になる可能性を改めて実感しました。

ただ…これはそんな単純なものではなくサスペンスです。
嫉妬は狂気を引き起こす…。

壇ふみさんの演技素晴らしかったです。
kinaco

kinacoの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて鑑賞。
毎熊さん演じるどこか男子学生のような新米刑事 前田のぼやきのトーンに冒頭から心を掴まれ、思わずフフッと笑ってしまう。眼差しの強さと対照的な幼さの残る声。自然と寄り添いたくなる真っ直ぐな前田の視点に助けられた気分だった。

深淵を覗くとき深淵もまたあなたを覗いている 。亡くなった娘の事故の日の足跡を辿る時山は越えてはならない一線を超えてしまう。まるで合わせ鏡のように対峙する輝と時山のシーンの激しさに、戸惑いつつも引き込まれた。

ずっと笑顔を向けてくれる写真。穏やかに内面を語ってくれる日記や手紙。新緑の魔法。涙を誘うはずのラストシーンにどこか空々しさと後味の悪さが付きまとうのは、その裏にある感情の手触りを知ってしまったからなんだろう。
ほんの些細なきっかけが火種となり、すべてを焼き尽くすまでその炎が消えることはない。そしてその間も淡々と日は暮れて夜は明けて、生活は続いて行く。
時山夫妻も涼子もこれから先ずっと幾重にもコーティングしてつやつやと磨かれた“真実”で自分の心を守り続ける。いつでも取り出せる所に置いておいて、取り出しては磨き続け、束の間の安寧を手に入れる。その姿はきっと、祈りに似ている。
じぇれ

じぇれの感想・評価

3.0
【1アイディアで駆け抜ける情熱】

副社長令嬢との結婚式の打ち合わせに向かう途中、若い女性を轢いてしまう。同乗していた親友とともになかったことにしようとするが、2人の行動を監視する者が現れ......

逃げるという愚かな決断が招く悪夢のような日々。
水谷豊監督は、この地獄を執拗なまでに徹底的に描いていきます。
そこから渾身の1アイディアを軸に大きく転調させようとするのは、なかなかよかったのではないでしょうか。

ただ、若手俳優陣は頑張っているのですが、いかんせん役が難しすぎます。
『青春の殺人者』の主演俳優ぐらい上手くないとこなせないですよ(笑)
しかも、水谷さん・岸部一徳さん・壇ふみさんといったベテラン俳優が要所に出てきますから、若手の粗が目立ってしまって......。
水谷監督が若手俳優陣を育てようとする気持ちはひしひしと感じるのですがねぇ。

とまぁ、いささか水谷監督の情熱が空回りしているように感じてしまいました。

でもですねぇ、既存の映画文法を無視したストーリーテリングは、結構楽しかったです。
次回作は、プロの脚本家を使って、オール若手俳優でやりましょう!
試写会鑑賞。

結婚というハレの日の数日前に轢き逃げしてしまった男。
助手席に乗っていた友人もろとも罪の意識に苛まされる。

そして、色々と真実が明らかになってくる後半にも注目。

水谷豊だからかな?刑事ものの匂いもするし。

罪を償うのでなく、罰を受けることか…。

派手なドラマではないが、心情に響いてくる作品だった。
青と黒

青と黒の感想・評価

2.9
前半と後半で中心人物も見る方の視点も変わるのは良いのだが127分と長くテンポも悪い。誕生日など削れるところもあると思う。どんでん返しの後はササっと終わった方がいいのでは。父親と生前の娘の関係も描写が無いのでなぜそれほど必死なのかいまいちわからない。神戸の風景やテーマソングは良かった。
kai

kaiの感想・評価

3.5
結婚式の打ち合わせに向かっていた青年が一人の女性を車ではねてしまう。助手席には親友が乗っている。運転していた青年は動揺し迷いながらもその場を立ち去ってしまう。女性は死亡し轢き逃げ事件として捜査が始まる。
観る前は、警察の捜査、犯人の苦悩、被害者家族の喪失感などが描かれたヒューマン・サスペンスだと思っていた。ストレートな一本だと思っていたが、変化球だった。判定は?(^_-)-☆ ネタバレになるので、これ以上は書けないのが残念。
被害者家族(水谷豊と檀ふみ)が愛する娘を思う気持ち、お互いをいたわりあう気持ちの描き方が良かった。
人の嫉妬心が色々な場面で表れていた。
主人公の親友(石田法継)の後半の演技が良かった。

完成披露試写会。水谷豊監督の人柄が感じられる舞台挨拶に元気をもらった。
5月10日公開、水谷豊監督映画『轢き逃げ -最高の最悪な日-』の完成披露試写会で(^o^ゞ

水谷豊監督第2段は、「水谷豊ならどんなサスペンスを創るんだ❗❔」とプロデューサーに言われ、その2日後にイメージが降りて来て書き始めたオリジナル脚本で、「誰からも脚本を頼まれてもいないし、僕が書くとも言っていないし、ただ(あふれ出るアイデアを)誰も止めてくれなかった」と(笑)60歳を超えてもなお衰えることのないチャレンジ精神は、監督だけでなく自ら出演もした同作からも垣間みれた💡

この日は、中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、檀ふみ、岸部一徳の出演者に、テーマソング「こころをこめて」を歌う手嶌葵も登壇し、エンドロールにあわせての披露は感激ものだった❤

ストーリーは、サスペンス?と思って観れば前半と後半では、イメージが変わりある意味予測不能〜途中(携帯がない)からは “ もしかしたら? ” と予測出来ましたけど(笑)←これ、ネタバレになっちゃうかな!?

女性の母性 “ 愛 ” =癒し&赦しがこれからの世には必要だと話された水谷監督の想いが詰まったラストの人間模様が温かった❤
だから「こころをこめて」の手嶌葵さんの歌声にぐっときたのかな〜💧

舞台となった神戸も、先月ロケで観光したばかりだから思い出深いのかも♪

もう一度検証したい(観たい)と思いました!

P.S. 檀ふみさんが「全監督見習ってくださ〜い!」とおっしゃった撮影色々〜『相棒15』『相棒16』『相棒17』で身近で水谷豊さんとご一緒してるだけに、60代で3本映画を撮りたい(今作は2本目)と言われた水谷豊 “ 水谷組 ” にご縁頂きたい♪と密かな(ここに載せてるから密かじゃないけど(笑)願いとなりました✴

60/2019
完成披露試写会行きました!
水谷豊の長編映画監督第2作。水谷による完全オリジナル脚本で、ひき逃げ事件の加害者、被害者の両親、事件を追う刑事たちの人生が絡み合い、それぞれが心の奥底に抱えるものを浮き彫りにする様を描く。
ある地方都市でひき逃げ事件が発生、ひとりの女性が命を落とす。車を運転していた青年・宗方秀一と、助手席に乗っていた親友の森田輝。ふたりは動揺するが、秀一の結婚式の打合せに急いでおり、また、これで一生を棒にふることが恐ろしくなり、その場を立ち去ってしまう。その後、テレビで被害者が亡くなったことを知るが、ふたりは口裏を合わせて、何とか平静を装うのだが…。

轢き逃げ事件の陰に潜む“人間の心の闇”にやるせなさを感じる作品! 人をはねて現場を立ち去るのは悪いことだと知りつつも、今の生活と地位にしがみつく若者。友人の成功を妬み、友人を罠にはめようとする若者。後者の方がより悪質だと思うが、手当てが遅れたために亡くなった可能性もあり、轢き逃げ犯は十分悪質である。
ただ、そんな我儘な若者のために命を落とした被害者が何より気の毒であり、両親の無念さは計り知れない。
被害者の両親役の水谷豊と壇ふみが亡き娘の誕生日を祝うシーンがこの上なく切なく、心に響いた。
KUBO

KUBOの感想・評価

3.0
ただ今、私の感想がYouTubeにて流れているようです(^^)

https://m.youtube.com/watch?v=IMeEos9IWDc

4月5本目の試写会は、水谷豊監督作品「轢き逃げ」完成披露試写会。

良い意味で素人臭い映画だった。

ポスターのイメージで轢き逃げを起こした方と被害者家族とのヒューマンドラマかと思い込んで見ていたら、作品は全く予期せぬ方向に展開する。しかも1人称が変わる。

60歳を超えて水谷豊の映画作りの感性は自由で若い。良くも悪くもインディーズ映画のようにルールに縛られず、だからこそ我々の想定の上をいく作品になった。

前半、あまりに芝居も演出も大げさで見ていられないと思っていたのが終盤で大化けする。え? え? そっちの方向に行くの? え〜って感じ。すごい熱量と不気味な演技で圧倒される。

ただサスペンスとしては、事件に偶然の要素が多すぎるし、手放しで褒められるわけではない。後半こういう展開になるのなら、前半が長すぎるし、もっとサスペンフルな前振りがあってもよかった。それでも、前半と後半がチグハグだからこそ展開が読めないと考えれば、その素人臭さが長所となっているのかもしれない。

上映前には監督の水谷豊はじめオールキャストの舞台挨拶。そしてエンドロールでは主題歌を手嶌葵が生歌で披露。たいへん豪華な試写会であった。水谷豊は60代のうちに3本映画を撮るのが目標とのこと。「TAP」「轢き逃げ」もう一本。60歳過ぎても新しいことに挑戦する姿に、私もこうありたいと思った。