Hiromasa

我輩はカモであるのHiromasaのレビュー・感想・評価

我輩はカモである(1933年製作の映画)
4.0
マルクス兄弟以外の人たちは起こっていることの異常さに気づきもせずにぼーっと突っ立っている。それが面白い。政治や戦争を風刺しているというよりも、ただこの世はバカとキチガイしかいないナンセンスな世界だと言っているだけだ。その意味では、レモネード屋のおやじが兄弟に帽子を取り替えられてわけがわからなくなって怒るよりむしろ泣きそうになっちゃうところがいちばん感動的。
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