映画としての面白さ、というよりドラマの延長としての面白さ？
こういったドタバタラブコメがオール男性で描かれて評価されているところの社会的意義も感じつつ。
各キャラクターが大袈裟なんだけど人間らしさもあってかわいいからにこにこしながら見れちゃう。
ちゃんといい役者さん揃えてちゃんと演技しているのもいい。
ヒロイン春田のトンデモっぷりとか、バカで雑なところとかあんまり現実にいたら好きになれないかもしれないんだけど、でもなんか現実の複雑さとか、深く考えたら難しいこととかを自分の感情というか、そういうところ優先にけろっと話せる春田だから牧にはいいんだよなーと、思いました。
こういう人の存在大事なのかもしれないなー。
特に同性同士というところが省かれてラブコメが遂行されるところが、既存の異性同士のラブコメを客観視するきっかけにもなるし、男女の役割を問い直す形にもなりそうで、面白い。
同性同士ならではの割合よりも、カップルならではの困難の積み重ねもそれっぽくてよい。そうなのよ。カップルがぶつかる壁ってこれなのよねー、ってなる。
でも合間に同性ならではの問題も入れるのよね。
