原作未読。
予告のテンポ感が良かったから鑑賞したけど、ま、まさかの密室推理×◯◯◯映画！◯◯◯映画好きとしては新たなジャンルの開拓に満足しかなかった一本でした。観る前はTRICK風味の面白推理モノかな(もちろんそうした要素はあるんだけど)？と思ったけど、騙されましたね(良い意味で)…ごちそうさまでした。粗があったとしても、こうしたジャンルが観れたのはこのロジックが明かされた瞬間、心の中でガッツポーズしてました。やった、ついにこれとこれが合わさっちゃった！って。
あと、浜辺美波がただただ可愛い。2時間、いろんな可愛い浜辺美波が観れる。同い年なのになんでここまで魅力出せるんだよ…すごい。
◯◯◯映画として、浜辺美波映画として充分満足はしましたが、所々ツッコミがあるのは確か…特になんとも言えない唐突なラスト、からのPerfumeの「再生」(これも相変わらず歌詞が上手いし、Perfumeはタイアップの神！)。そして、場内が明るくなっちゃって、中途半端！と思っちゃった。でも、映画を観た後に原作をパラパラと読んでみるともはやそうするしかなかったんですよね。エピローグは切ったほうが良かったんでしょうね。これに関しては映画よりも原作批判になってしまうのでしょうがないとしか言えません(ネットの感想も映画の批判よりも原作に対する批判が多い印象だった…)。物語がライトノベルっぽさがある故に深夜アニメや深夜ドラマ感があるし、それが嫌な人もいるのかな…と。映画として調理した割にはよくやったとは思いました。
映画の出来はあるにせよ、もしかしたら、一番頑張ったのは魅力を落とさずに隠しに隠しまくった宣伝スタッフの力量ですよね。◯◯◯映画をバラしてもいいかもしれないけど、伏せたほうが賛否あれど楽しい。隠してくれたおかげで個人的にはより楽しめた気がします。ぜひ、皆さん。騙されてください。浜辺美波の可愛さや神木隆之介、中村倫也の面白さを見れば、許せるとは思いますし。
