わだげんた

猟奇島:REBORNのわだげんたのレビュー・感想・評価

猟奇島:REBORN(2017年製作の映画)
1.4
マンハント物って、工夫次第でいくらでも面白くなりそうだけどなぁ…。

WOWOWで放送され、地雷臭はプンプンしましたが、あんまり頭使いたくない時の鑑賞用に録画。なんとなく観始めましたが…。

ロケ地とかは結構いい感じの島。
船の事故で生き残って島に上陸したのはハンターの男と写真家の女。その島に暮らすザロフ大佐と名乗るロシア人の男とその部下っぽい強面のイヴァン。

初めは流れ着いた男女を歓迎するようなそぶりを見せたザロフ大佐だが、徐々に彼がその島に暮らす目的が明らかになってきて…。

ってどっかで聞いたことがあるようなお話。

とはいえ、追うもの追われるものの間に緊迫をきちんと出せばそこそこ観られると思うんだけどなぁ。

なんか両サイドともにダラダラしてて、緊迫感がない。追われるほうの男女も結構何度も何度も同じような罠にハマったり、いつ誰が襲ってくるのかわからないような状況であるにも関わらず焚火を前で自分たちのことをお互い語り合ったり。

極めつけは追うものを倒せるチャンスがあったにも関わらず、「後ろから仕留めるのは卑怯者だ」とかいって、何もせずに退散したり。

おいおい、殺されるかもしれないのに卑怯者もクソもないでしょ!

一方で、追う方の大佐と強面もなんだかやる気があるんだかないんだか。島に暮らして人間狩りを楽しむぐらいの男たちなのに、人間狩りがひとつも楽しそうではないという…。

あと、やっぱりこの手の映画に必要なのはお色気シーンかな、とか思うけれど、ないんだな、これが。ゴアシーンもおとなしめだし。

製作者側はどんな作品が作りたかったんでしょうか? 低予算なら低予算なりの心意気を見せてほしかったな…。
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