Nちゃん

欲望の行方のNちゃんのレビュー・感想・評価

欲望の行方(2017年製作の映画)
3.5
ハンナは司法試験を前に、新たな住まいを探すうち写真家のユリアンと出会う。
男女カップルでの入居を希望するオーナーの手前、咄嗟に恋人同士だと装って共同生活を開始した二人。
ハンナには恋人がいるが、献身的に試験勉強を手伝うユリアンに惹かれていく。
司法試験に合格したハンナだったが、ある日衝動的にユリアンと身体を重ねてしまい、妊娠が発覚する。
籍は入れてないが家族として暮らすようになり、またハンナは弁護士として多忙な日々を送り、ユリアンはカメラマンしながら主夫として子供を育てていく暮らしに限界がやってくる。


官能映画ではなく、愛か仕事かどっちを取るかみたいな話だった。
こういう映画は女性の主人公が最初は仕事優先にしてきたが段々と家庭に腰を入れてくるみたいな、最後は家庭を優先して仕事は減らすみたいな方向で話がまとまるけど、ガチで仕事したい人は子供作るなってことなのかな。
仕事を諦めないと子供に慕われない世の中なんかおかしくない?
バリバリ働く女がなんで浮気されて子供にも慕われないの?家にいないからってあんたらが暮らせるのは働いている人がいるからだよ!ってことを忘れないでほしい。

この話も夫とやり直したくて子供ともっと長く過ごすためにはどうすればいいか考えた結果が仕事を諦めるだったわけだけど、あれは自分のこと中で妥協できたからいい話、やっぱ仕事が犠牲になるんだなあ。
でもそれ以上に愛する人を失うほうが大きいならその犠牲も仕方ないのかな。
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