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ギレルモ・デル・トロのピノッキオのOSHOのレビュー・感想・評価

3.5
せつなすぎるピノッキオの話。

父ゼペットと息子カルロ、
田舎で平和に暮らしていたけど、第一次世界大戦で息子のカルロが死んでしまう。カルロが最後に持っていた松ぼっくりを植え、20年間、松の木の元にいただけのゼペット。ある日、その松の木を切って木の人形を作ったら、その人形に精霊が宿って、松(Pine)からピノッキオという名前に…

ここまでの流れ、知らなかった。
原作もそうなの?

そして、ピノッキオ誕生後も…
偏屈者の爺さんと素直すぎて(現代で言えば)発達障害のようなピノッキオが、社会の荒波に飲み込まれて悲劇に。観ていて哀しくなる。

死なないピノッキオは戦争に駆り出されたりして、政治的で、哲学的な内容にもなっている。
とりあえず、サルが良い奴で良かった。

何しろ、ストップモーションアニメが素晴らしすぎるけど、
哀しい映画は苦手です。

ピノッキオの映画でこんなに辛い気持ちになるとは思わなかった。
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