翔海

グッド・ボーイズの翔海のレビュー・感想・評価

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)
3.8
少し背伸びをして大人の世界へ。

小学6年生のマックスは思いの寄せる女の子のことが気になってしょうがない。親友のルーカスとソーは一緒に行動し悪いこともする大切な友達。そんなある日にイケてるグループからキスパーティに誘われた3人だったけど、みんなキスをしたことがなくて恥をかかないために練習をする。ネットで検索したり、隣人のお姉さんがキスするところをドローンで盗み見しようと奮闘する。父親が大切にしているドローンだが、お姉さんたちに没収されて交換条件を出される。父親が帰る前までドローンを取り返さなければ、外出禁止でキスパーティにも行けない。なんとしても、パーティに行って好きなあの子とキスをしたい少年たちは奇策に打って出る。

ジェイコブくんを筆頭に悪ガキ3人組は行動するときはいつも一緒。キスの仕方を調べたり、ドローンを取り返しに行ったり、たまには喧嘩もするけどかけがえの無い親友である。少年たちは好奇心に満ち溢れている。大人びていているクールなグループに対抗しようと背伸びをするのも可愛らしい。終始下ネタが多いけれど、少年たちは意味を知らずに使っているのが分かるし見栄を張って使っているのが分かる。彼らにとってクールに見られるための意地を張る姿が大人になった自分の目線からは可愛らしくも思うし、僕もこんな時代があったのかな〜って思い返してみたりしました。

男性陣ならみんな通ってきた道。
大人の世界に興味を抱き、自分の知らないことを知ってるあの子はクールに思えるし、負けじと知っている雰囲気だけ出したりとかしていたのを思い出しました笑。 素直な気持ちだったり、良心があったりまだまだ子供な一面も見られたりするのがあるから懐かしさを思い出せてくれる。みんなで嘘を付いているのにルーカスのような正直者の友達がいた事やソーのように周りに舐められないように出来ないことも無理してする友達も居たし 、この作品は僕たちの記憶を思い返すことをしてくれる。大人になった僕たちにスタンド・バイ・ミーを見終わった後のように少年だった頃を記憶を思い出せてくれる。
翔海

翔海