魂コシ

グッド・ボーイズの魂コシのレビュー・感想・評価

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)
4.5
『グッド・ボーイズ』
2019年、90分、冒険、青春コメディ
小6男子3人の主人公。キスパーティーに誘われて、何も知らない彼らは、いろいろな手を使ってオトナの世界について調べ始めるが…。現代版スタンドバイミー!下ネタの連続にビビりまくる彼ら、背伸びして強がる姿に腹を抱えて笑った。失敗しながらも繰り広げる冒険。人生うまく行くことばかりでは無いけれど、そんな中で成長していく彼らが観ていて愛おしい。
また、歳を重ねたり成長とともに付き合う友達層は、それぞれ変わっていく。それでも、あの少年時代あの仲間たちとの友情は唯一無二みたいなのが凄い胸に刺さる。彼らの友情に泣いた。


2021.1.3追加(重複あり)

子供を主人公にした作品は、あまりハズレが無い。いわゆるイケてないグループに属する小学6年生の3人組の「性の目覚め」と大冒険。オトナの世界に興味があり、何も知らないけど強がって知ったかぶりをする様が笑える。ただの下ネタコメディというだけでなく、彼らの友情と成長が描かれているのが良かった。

少年の友情
今作の一番好きな所は、作中の事件がある程度落ち着いでから、何カ月か時間が経過する描写と久しぶりに再会する3人。タイプの違う3人が一緒に一つの事件を経験し冒険し、密度の濃い時間を一緒に過ごすけど、それぞれ進む道が異なり会う回数や話す機会が減っていく。それでも久しぶりに会った時に「会うの久しぶりだし、今後もそれぞれ別の道を歩んでいくけど、俺たちの友情は特別だよな?」と言える関係。だれにでもある少年時代の冒険、何十年も会っていない少年時代の親友、そういうのを想い浮かべて胸が熱くなった。
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