コマミー

ノエルのコマミーのレビュー・感想・評価

ノエル(2019年製作の映画)
3.7
【プレゼントを届けるために】

[こんなクリスマス映画を観た2021🎄③]




皆大好き"アナ・ケンドリック"主演の、ディズニー製作のクリスマス・コメディだ。

"先祖代々サンタ一家"の"娘"と、父親サンタから託されてサンタとなった"息子"の物語である。
だが、サンタの人の子と言うのだろう。この息子サンタがとてつもなくドジ。むしろこの息子はサンタになりたいと思ってもいなかったし、むしろサンタを志していたのは娘"ノエル"の方。だが、サンタは"男がなるもの"と決まっていた為、サンタの座は別になりたくもなかった兄"ニック"なのだ。
そんなニックがプレッシャーに押し潰されて"失踪"してしまう。兄を連れ戻そうとソリに乗り込んだノエル。そんなノエルが"隠れた才能"に気づき始めると言う物語だ。

サンタ一家の物語で思い出すのはアードマン製作の「アーサー・クリスマス」を思い出すが、こちらはディズニーなりの面白さがあってよかった。
そして本作は、しきたりか何かなどで飛躍できずにいる"女性たちに向けた"、実に今の社会にぴったりな作品である。エンタメ性溢れる本作の中に、社会性溢れるメッセージも込められていて、子供の社会勉強にもぴったりな作品になっていた。
"白いトナカイの赤ちゃん"も、触ってみたくなるほどに可愛い。
アナケンのチャーミングな演技も充分に楽しめて、ファンの方々にも是非通ってほしい作品である。

どの世界にも"差別"は存在し、それを変えるのは自分自身である。それは"小さなきっかけ"でも"大きなきっかけ"に繋がる。

クリスマスはきっと、そのためにあるのだと気づかせてくれる作品です。
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