彼女の権利、彼らの決断の作品情報・感想・評価

彼女の権利、彼らの決断2018年製作の映画)

Reversing Roe

製作国:

上映時間:99分

4.1

「彼女の権利、彼らの決断」に投稿された感想・評価

onoyame

onoyameの感想・評価

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アメリカにおける人工妊娠中絶に関するドキュメンタリー。 アメリカの中絶にまつわる論争はかなり根深いことがわかる。

2019年5月15日にアラバマ州で、アメリカで最も厳しい中絶禁止法が成立したが、ドキュメンタリーによると2010年以降アメリカ各地で中絶への規制が強まっていたらしい。

アメリカでは1970年代に中絶禁止法を違憲とした最高裁の判定を巡って論争が続いている。
最高裁の判定は最高裁判事の編成によって左右され、長年中絶反対派は反対派の大統領候補を支持し、最高裁に反対派の判事を送り込もうと画策してきた。無論、賛成派も然り。
中絶は宗教的な問題かつ政治的な焦点であり、その実際はかなり複雑なようだ。
なお、賛成派判事の一人がいま話題のRBG(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)で、本作には過去の映像ではあるが彼女も登場する。

鑑賞後、日本の中絶はについて調べてみたらビックリした。
日本では中絶は刑法よると犯罪だった。
現在、日本で中絶が合法的に行われているのは母体保護法に書かれた「経済的な理由」という一節があるかららしい。
もしかしなくても、アメリカの中絶論争よりも日本はずっと遅れているのではないだろうか。日本では性と生殖に関する権利が保障されていない。
110

110の感想・評価

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先日、アラバマ州で最も厳しい中絶禁止法が成立した。世がレインボーになり多様性万歳〜!と思っていたのに、結局、女の命運を握るのは男たちなのだ、怒りを通り越して悲しい。見始め前は邦題がこれであってるのか?と思ってたけど、『彼女の権利、彼らの決断』で正解。結局、男が作った双六で私は生かされている。
QOL

QOLの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

女性の人生が、政治や宗教で左右されるの本当に悔しいし 悲しい。責任を持てない他人の人生に口を出していい人なんていない。赤ちゃんはポロンと健康体で産まれて勝手に育ってくれる訳じゃないんだぞ。知識や想像力があったらわかることだと思うけど… 中絶反対派恐ろしすぎ
kana

kanaの感想・評価

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素晴らしいドキュメンタリー。アメリカにおいて妊娠中絶がポリティカルイシューに、さらには大統領選挙で一定の層を取り込む手段となってしまった過程が本当に丁寧に描かれている。産婦人科医、キリスト教福音派、民主党議員、と幅広く出来る限り中立な目線で作られていた。かなり訴えかけてくるものがあって、思わず泣いてしまうような場面もあり、さらに知りたいと思う契機になった。このドキュメンタリーを観た後だとアメリカという国家の政治的な特質が掴みやすくなったし、オカシオ・コルテス氏が存在感を増すなかで、このトピックはますます議論が激しくなるのだろうと感じている。
django

djangoの感想・評価

4.5
かなり厳しい映画。
中絶についての映画。
ドキュメンタリー。

中絶出来るようにしようよ。
女性の生き方を、女性が決めれるようにしようよ。という考え方と、
中絶は絶対反対。
命を殺すな!という考え方の戦い。

ここでキリスト教福音派という、ある意味ショッカーよりヤバい組織が出てきて中絶賛成派がふるぼっこにされるという展開よね。

序盤からきつかった。この映画は。
中絶が違法で違憲だった頃は、女性はハンガーで頑張ったり、階段からわざと転がり落ちたんだ!みたいな話があって、オヤツを吐きそうになった。
絶対に負けんぞ!という強い気持ちで観ていたが、ち○こが滅茶滅茶縮こまった。しばらくは営業停止です(>_<)と彼は言っていた。
正直、インフルエンザの予防接種も怖くて出来ない男には、非常に厳しい映画だった。
生々しい話は序盤で大体終わって、話はだんだん政治的になっていく。

中絶反対派の非常に優れている点は、戦いが上手いという点だった。
戦略的に常に動く。
法律にも、もちろん働きかけるし、人間の法より、神の法が優先されるという観点から、汚い手。端的に言えば、暗殺でもやってのける。
自分の正当性を完全に信じていて、戦略的に動く、統制された組織、場合によっては悪魔にでも心を売りさばく。
彼らは本物のクズだが、僕は尊敬している。

一方、中絶賛成派は、中絶自体が別に素晴らしいことでもないこともあって、全体的に弱々しかった。常にやられていた。
まるで、ハンターに狩られる絶滅危惧種だ。

キリスト教は、本当にアメリカの害悪。
今作を観て、あらためてそう思った。
自分達の正しさが通れば、他人がどれほど苦しもうとも関係ない。
はじめてその危険性に気づいたのは、『リトル・ランボーズ』を観た時だったが、今作でもなかなか頑張っているようだ。
真性のクズは、とても清らかな目をしている。ということをこの映画から学んだ。ありがとう。
彼らのことは、とても尊敬している。
絶対に日本には来ないでくれ。
日本には、イノウエ様が必要だ。
宗教や政治の嫌な面を見たい方にはオススメなドキュメンタリーです。
貧困女性の中絶問題や望まぬ妊娠など、もっと中絶に対する現状がわかるような作品かと思いましたが、
とってもキリスト教な映画でした。

妊娠のいかなる段階でおいても中絶を禁止したい人々 VS 女性が中絶に至る過程を支援をせずに中絶だけをただ廃止をするのは権利を奪うことであると主張する人々

この作品をみて中絶反対派に賛同できないと思いました。
中絶反対はいわば宗教的思想です。十戒を持ち出したり、神の名前を出したり。
しかもただ単に反対反対言っているだけで、肝心の女性にたいするケアはおざなり。
口は出しても、支援や金はださねーよ。中絶担当の医師はむかつくから危害加えてやんよ。なんてどこに賛成できる要素があるんでしょう。

しかも皮肉なことに、敬虔なキリスト教徒で中絶反対が病院を襲撃し殺人を犯したりすることも。
あれほどお腹の中の赤ちゃんも一人の人間で神から授かったもので、中絶は殺人であると言った口で自ら殺人を犯すなんて、とっても皮肉。

後半は、なぜアメリカの共和党が中絶禁止を推進する法案を通したのかに焦点が当てられます。
熱心な宗教信者を取り入れ、票を獲得するための『中絶反対』なのです。政治戦略家が、これなら国民感情に訴えられるだろうと考えたに過ぎず、そこに女性の権利や子供の保護を目的とするものはありません。
女性に全ての責任を押し付けて対症療法的な対応をするだけで、中絶に至る原因を取り除こうなんて気はサラサラないなんて、とっても腹立たしい。

この戦いに勝つんだ!
と拳を握り力説する中絶反対派中核の男性。
一体何と戦っているの?
mizuki

mizukiの感想・評価

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彼女らの権利について彼らが決断するのがそもそもおかしいよね。
ぴ

ぴの感想・評価

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明後日までにレポート提出
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