恐怖心の探求のような映画だった。
3つの話でそれぞれ違う方面から感じさせられる。
三作品、共通して感じたのはただ奇妙な感覚にさせられるだけではなく、主人公の感情に対して人間の汚い部分を正直に描いていた。
また、ファッションにはフェティシズムを感じた。奇抜かつこだわりがあり、ピタッとした体のシルエットをかたどったような硬い素材の服や鎖でできたようなベスト…眼鏡の様々なディティール、服に注目して観てると物凄く面白い。肌を出して品がない服でも色合わせで素敵に見える。
服だけではなく生活にもフェチはあって、作品の中でも官能と恐怖の狭間と言ったら丁度良いのではないかと思う表現があった。
メイクや装飾品もそれぞれ個性を出したもので面白かった。