本当に見てよかったと思うと共に、もう一度見れるだろうかという相反する感情が生まれる映画は初めてだった。
エンターテイメント性、メッセージ性、音楽性、ストーリー性…全てにおいてパーフェクト。
セッションを見た時の高揚感と、パラサイトを見た時の衝撃と似ている、流石韓国映画!と言わせるものだったし、パラサイトより断然好き!
この映画に出会えて良かったと心から思える作品。
ただ踊りたい、という、何も得られないのに何にも変え難い気持ちは、自分が存在する理由、生きている理由を得るために生まれるものなんだろう。
概して演奏やダンス等のエンターテイメントは、「お客さんのことを考えて」という視点を求められることが多い。それはそれで売れる、評価されるコンテンツにはなるけれども、結局心に響くコンテンツは自分がどれだけそれを愛しているか、楽しんでいるかが伝わるか、に尽きるんだよなと改めて感じた。
DIOの演技とダンスがとにかく素晴らしかった……!