すごい。心が震えた。
前半と後半でここまでガラっと変わるのは最近の韓国映画の主流なのか。ありとあらゆる要素が詰まった作品。
今この時期に観たのも自分にとって大きかったかもしれない。2020年3月。人類が新型コロナウィルスの脅威にされされる中、それに乗じてSNS等でも様々な政治的意見が飛び交う。やれ左だ右だと正直ウンザリしていたそんな時だった。イデオロギーなどクソくらえと言わんばかりの魂のダンス。ああ、そうだ。「好き」という気持ちは思想など関係なくこんなにも純粋で真っ直ぐなものだったんだ。あらためて気付かされた時には涙が止まらなかった。
もちろんそんなテーマ性やドラマ性はさておいたとしてもダンスシーンだけ観てもひたすらに楽しい。チーム5人みな魅力的で輝いていた。誰もが耳にしたことのあるスウィング・ジャズの名曲に合わせて踊る姿を観て、思わず劇場で足踏みしたくなる気持ちをグっと抑えた。
自分の心に突き刺さる、忘れられない映画となった。
↓↓↓軽いネタバレ(小ネタ)↓↓↓
教官のネームタグを見て心が踊った笑。M・ジャクソンという名前はリスペクトの念が込められているのか。
