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スウィング・キッズのyetのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
4.0
ファッキング・イデオロギー

ただの音楽を通した交流を描いたエンタメ作品...じゃない!!

最後までこの作品は、「人間が勝手に生み出したイデオロギーが、どこまで人の営みや思い、人生を踏みにじるのか...」ということを描ききった傑作。

甘えも容赦もない、イデオロギーの対立がもたらす悲劇。
そこに縛られながらも、タップダンスに魅了され、とりつかれた主人公達...。
苦しい分、タップダンスシーンの爽快感と解放感...そうカタルシスは半端ないし、なにより説得力をもつ圧巻のダンスシーン。
ホントに最高だった!!

ラスト...2人のダンスシーン。
あれは1つ希望であり、2人にとっての救いであってほしい。
心の底からそう思える作品だった。
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