ファッキング・イデオロギー
ただの音楽を通した交流を描いたエンタメ作品...じゃない!!
最後までこの作品は、「人間が勝手に生み出したイデオロギーが、どこまで人の営みや思い、人生を踏みにじるのか...」ということを描ききった傑作。
甘えも容赦もない、イデオロギーの対立がもたらす悲劇。
そこに縛られながらも、タップダンスに魅了され、とりつかれた主人公達...。
苦しい分、タップダンスシーンの爽快感と解放感...そうカタルシスは半端ないし、なにより説得力をもつ圧巻のダンスシーン。
ホントに最高だった!!
ラスト...2人のダンスシーン。
あれは1つ希望であり、2人にとっての救いであってほしい。
心の底からそう思える作品だった。