どんなに雨や曇りであっても、晴れに変えることのできる陽菜。
そして陽菜と出会うことになる帆高。
いつの時代も恋の成就には障害が付きものであり、晴れにすることのできる能力は人柱となりうる。
そこで帆高は警察から逃れて陽菜を救いにく。
設定を変えてはいるが、基本男女がいかにして結びつくのかというテーマは変わらない。
今作も相変わらず光や町の描写がすごいが、それにも増して重要なのは天気の空模様。
雲が垂れ込む隙間から除く太陽光。
これだけでも見る価値はあるかも。
ラストのあれは賛否両論というか、偶然が過ぎるというか。
まあ映画的に完結させねばならないわけで、そこら辺が商業映画と職業作家の板挟みといったところか。