再掲。そうか、新海さんはやっぱり泣きゲー的セカイ系の人だったと再認識。内容的には、シーンシーンの完成度は完璧ですが、全体の構成はいまいち感情移入できない、説得力に乏しいものでした。運命でヒロインを追いつめて、主人公が仰々しい一人語りで泣くという構造が上滑りしています。ただ、有名になっても、オリジナルでリスクをとりつつ、我道を行くという新海さんのブレなさを感じたので、着実に試行錯誤を繰り返して欲しいと思います。大ヒットしなくても、とりあえず塁に出続ける規模感でこれからもやって行って欲しいものです。