このレビューはネタバレを含みます
天気によって気分が左右される、すごくわかる。
狂っていく世界で、どうしようもないけど天気ぐらいは…、と思う。
こんな現代とリンクする感情を、映像美とともに晴れの天気を届けるシーンでまざまざと見せつけられる。
ただ、晴れを届けることが人柱としての運命につながっていた。
これをどう少年少女が受け入れるか、抗うか、選択するか。それがクライマックスの空から落ちていくシーンに詰まっていた。
そのラストは「大丈夫」で終わる。
現代の答えのない混沌とした世界を生きていくわたしたちを鼓舞するかのように感じた作品だった。