このレビューはネタバレを含みます
やっぱりフライヤーのデザインも類似しているし、「君の名は。」と比較されることも多いと思う。
でもこれは「君の名は。」のストーリーとは大幅に異なる。
冒頭の数分間の東京を描いたシーンだけでそれは伝わってくる。
「君の名は。」であれほど美しく描かれていた東京は、この映画ではリアルすぎるくらいに現実味を帯びて描かれる。現実よりも暗い表情を帯びているようにも見える。
私はこういった類の世界観は大好き。
君の名は。はよくできた(できすぎている)ストーリーだが、天気の子は現実味が強い。
それだけ派手さはなくなるものの、リアルな東京とは対照的に描かれる空や雨の美しさ。(コイツ雨を描きたくて毎日雨降らせてんじゃね？って思った笑)
主人公が勝手に色々しでかすせいでこんなことに…とか、主人公以外にフォーカスが全然当てられない点など、ツッコミどころはありますが。
それでも前作から一転、おそらく賛否両論になるであろうストーリーを綺麗にしすぎず描き切った監督に拍手！
