ニクガタナ

天気の子のニクガタナのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

新海誠作品も前作より家族で観る映画認定され、雨上がりの朝劇場へ。賛否渦巻いているようなので心配してたが、思ってたよりいいじゃない。新宿中心にだいぶ広い範囲の街をCGで作ったと見受けられる、カメラワークの制限から解放されたカットも際立つ相変わらずの美麗背景。雨にけぶる東京の街の描写と光の差し方が素晴らしい。前作ほどスターアニメーター集めてないが、作画レベルは高い。特に今作も主人公帆高の必死の走りのシーンの作画がよく出来てた。主演の二人上手いなぁ。予告から心配してた本田翼は下手なりにキャラとの相性良く、ギリギリ許せる。ためてためて楽曲ハイ、ドン!相変わらず曲使いが上手くて鳥肌立つ。楽曲がどれも良い。三代目なっちゃん、三浦透子ちゃんが加わって華やかになって前作より好き。ラブホでの雨宿りと、ヒロインの実年齢が分かるシーンがグッとくる。空中で二人が手を繋ぐのは宮崎駿のお家芸じゃない?良いシーンだったたけど。あと指輪の使い方が上手い。エピローグが蛇足。監督自身が当初から決めてた結末らしいが、スッキリ晴れ晴れハッピーエンドでいいんじゃないかなぁ。二人が責任感じるようなありえない災害設定の終わりは、こっちの気が晴れないんだが…。長い梅雨が明けた晴天日に観れて良かった。劇場出て陽の光の素晴らしさを痛感する。
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