ユキランド

天気の子のユキランドのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

夏休みの学生に囲まれながら1人でぽろぽろ泣いてしまった。正論よりも愛を信じて運命に抗った少年。大人だったら何も疑わずに流されて違う決断をしてしまったかもしれないけど、少年は社会の最大幸福よりもたった1人の少女を選んだ。それは自分の価値をおしえてくれた人であり、ずっと感じていた目の前の曇り空を晴らしてくれた人だから。子どもの視点で見るか、大人の視点で見るか、それによってこの作品をどう捉えるか違うのかもしれない。10代の子たちにはこの少年に共感する感覚をいつまでも忘れないでいてほしいなと思う。狂った社会に迎合して狂った大人になるな。狂ってるのはこの天気だけで十分だと。