シロ

天気の子のシロのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「君の名は。」で新海さんのファンになりました。

今作も期待通り素晴らしかった( ; ; )

──

新海さんの作品。という事と、ウィーアーリトルゾンビーズと共通点が多いと話題だったので観たが、今作もスクリーンに映し出される画の数々が美し過ぎて鳥肌が立ちましたし、後半、涙が止まらないシーンが多々有。本当に観て良かった。。


主人公の帆高とひな。

帆高は、島を逃げ出し「光」を追い求め東京へ。新海さんは「東京/新宿」を描くのが上手すぎるし、秀逸ですよね。

私が、毎日のように通う新宿。
新海さんのフィルターを通すと、アニメのはずなのに生々しく、リアルに感じる。「生命」をどくどくと感じる。
さっき私が歩いた道。行ったお店。吸った空気。

ネカフェや、ラブホテルの描写も「新宿らしさ」を感じた。

観たばかりで、感情がまだぐるぐるしてますが、印象的なシーンと言えば

ひなの力で、雨雲に包まれた空が青空へ変わって行き、太陽の光が差し込むシーンの数々。花火大会のシーン。2人が手を繋いで空から降るシーン。そして、ラストの再会シーン。

太陽の光と花火には、鳥肌。
画が只管に美しかった。。
プリズムを通して見た光のようだったし、花火は実際に花火大会に行って観たような心持ちになってしまったくらい、感動した。。

2人が空から降ってくるシーンは「千と千尋の神隠し」で、千尋とハクのシーンを思い出しました。ジブリで1番好きな作品のオマージュ。ドキドキ。胸が高鳴った。

再会のシーン。ひなの祈る横顔をみた、帆高と共に私は涙した。
あの時、ひなは何を祈っていたのか。。


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途中、途中の帆高の行動に「間違っている」と言う人も多いかもしれないが

『憧れのまま走り始め、そのままずっと遠い所まで駆け抜けていく』

というワードを聞くとすっと受け入れられると思う。

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あと、瀧くんや三葉の登場。
頬が緩んだ。
新海さんの世界は、何処か繋がっている。
今作で、また会えるとは思っていなかったし、テッシーやサヤチンまでもが登場。本当に嬉しかった。

ふたりはプリキュアも、懐かしさに心が踊ったし作品の随所に鷲掴みにされるポイントに溢れていて観ていて飽きない。

細かい拘りが沢山なので、また観たい。また観たい!という感情が止まらなかった。

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観終わったあと、人生に絶望を感じたとしても愛する人に出会い共に生きれたら、それでいいんだ。大丈夫なんだ。と。

「会いたい」という気持ちを大切にすべき。自分を愛し、人を愛す。

どんな状況に陥ったとして、人間何とかなる。順応だって絶対できるし、ポジティブに、前向きに走ろうって強く思ったし、パワーを貰った。

雨だから、お花見出来ない。なんて、無いよね。あのシーンのあの一言強かったなぁ。。



原爆の日に観れて良かった。
今、観るべき。今今今!


p.s.スポンサー協力の凄さと、音楽のタイミングの良さと良い流石でした。
あと、初めて田端駅に行った日。そして、新宿という土地で観れて良かった。
シロ

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