このレビューはネタバレを含みます
点数は感覚。
概ね満足。
劇場で新海誠監督作品を見るのは2回目。『君の名は』を劇場で観たとき、「ああ、これは映画ではなく壮大なMVだ」と感じたため、少し不安もあったが、今回は映画を観たなと感じることができた。
主人公が東京で肩身の狭い思いをしている姿や、ヒロインの陽菜がお金を求めてやろうとしていたことを考えるととても苦しくて途中で席を立とうかと思ってしまうほどだった。勝手に主人公は虐待されていて家出したのだと思っていてそれがさらに辛く感じる要因になってしまった。（実際は光を追いかけてきただけ…？）
しかし、予告編から好きだった「グランドエスケープ」。この曲の流れるシーンは胸が熱くなった。他にも目頭の熱くなるシーンがいくつかあったので、あの時席を立って苦々しい思いのまま帰らずに良かったと思った。
「愛にできることはまだあるかい」は予告編の時点で多少聞き飽きていた上にエンドロール含め3回も聞かされて流石にしんどかった。曲の是非ということではなく、単純に「またか」と感じてしまった。
好きなシーンはプレゼントを買うシーン。昔、好きな人に誕生日プレゼントを渡そうと悩みに悩んでいたことを思い出した。もう久しくあれほど人を恋しく思ったことはないが、この映画を見て少しだけあの頃の気持ちを思い出せて良かった。
