まめ

天気の子のまめのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.5
グランドエスケープを聴いて、君の名は。のような明るいお話かと思いきや、どちらかというと暗めなお話で、想像してたのと違うな?というのが映画を見ながら最初に思った感想でした
ただ、物語が進むにつれてどんどん天気の子の世界観に夢中になっていて、気付いたら涙が出ているくらい没入していました…

あの場面で流れるグランドエスケープが最高でした…女性ボーカル大正解だと思います

新海監督が賛否両論ある映画ではないかとおっしゃっていたので、どうなのかなと思っていましたが、私は胸にすとんと落ちる内容だと思いました
天気の子は、生き方を選択するお話とのことですが、まずどちらもなんてそんな都合が良すぎる世界はないと思いますし、映画の結末とは逆の選択をしていたなら…想像ができませんけど(笑)帆高の魅力がなくなってしまう気がします
後者の展開は、ただの偽善という風に見えてしまうと思いますし…
とにもかくにも、私は映画の展開が腑に落ちました

「生き方を選択する」という点に重きを置いていたからか、登場人物のバックグラウンドについてもう少し知りたかったななんて思います
家出の詳しい理由は?なぜ子供だけで生活?等、登場人物に心を揺さぶられたからこそ、さらに深くまで追及したい気持ちになってしまいます…

また、空にスライムのようなものがかかっていてそれがバケツをひっくり返したように一気に雨が降る現象は、ただの異常気象の1つという認識で良いのでしょうか、これも気になります

そして、将来、天気の子のような世界になりませんように…なんて心の底から思いました
今の環境問題を省みてもこういう世界になることもあり得ない話ではないですよね
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