ふみの

天気の子のふみののネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

全体としてストーリーは特に大きい捻りみたいなものは無かったのでそのような展開が好きなわたしには物足りなく感じました。
まず、予告の時点でヒロインが天気を操ることができることと、その力には代償が伴うことは予告の時点で見て取れてしまう。この時点で起承(気象)転結の転までの流れがわかってしまって楽しむ要素が結と大筋以外の部分に限定されてしまうのがもったいない。
次に終盤あたりセリフ有のシーンで歌有の音楽がかかる部分もあって、伴奏曲の方がセリフに集中できるのにと思いました。
好きなところは、晴れる演出で雨粒が天に戻っていく魅せ方と、"グランドエスケープ"という歌が流れるところはとてもよかったですね。魅せられました。
あと最後に東京が水没した展開は嬉しかったです。というのも別に東京が嫌いなわけではなく、わたしはヒロインを救うことで起こる被害を覚悟のうえで決断したのならば、その被害を受け止めなければならないという考えだからです。これで覚悟しておいてなんも起きなかったらただのご都合展開になってしまうので、東京が水没してよかったと思いました。
最後に、君の名はと世界観同じみたいですが、今後またそれで作るなら以降はずっと東京水没してないといけませんね。

2020/05/28 追記
サントラのcomplete versionをよく聴くので、レンタルで2回目見ました。
ですが、開始5分で飽きてしまいました。
サントラを聴いているうちに脳内で美化されていたようです。映画自体は一回で十分だと思います。
※サントラいうても、グランドエスケープと大丈夫、愛にできることはまだあるかいの3曲しか聴いていません。