タナカリエ

天気の子のタナカリエのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.9
俺らの新海誠がかえってきた!!!


と、エンドロールで拳を握りました。(笑)



誰かのために犠牲になることは美しいのかもしれない
誰かのために頑張ることは良いことである
だけどその『誰か』は不特定多数を指すの?
そうじゃない、私の特別な『誰か』を特別たらしめるために、私はその人のためなら犠牲になれるし、頑張れる。
偽善を美徳とするこの世の中で本質を見定めるために必要なことを教えてくれる

特別、愛、大事、守りたいこと、大切にしたいこと
それらの形の有り様は人それぞれで
自分のために貫くことも大事。

そうじゃんだって不特定多数の誰かのために生きてるんじゃない
特別扱いしたい誰かのために生きていきたいんだもん。

そんな映画でした。
在り来りな愛じゃなくても
みんながオールハッピーでなくても
世界は回る。


新海誠ありがとう!!!!!
君の名はの次、相当プレッシャーだったろうな
私なら消えていなくなりたいと思うだろう(笑)