あずき

天気の子のあずきのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
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アニメーションが
邦画の新しい未来を作る

そのはっきりした軌跡を見た
素晴らしかった

たったひとりの命と
世界の安定
その問いには
たったひとりの命が
忘れられていく空気

それを新海誠は
見事に突き破ってみせたと思う

言及しようか迷ったけれど
京都アニメーションの事件もあって
表現を
観客が限定したり批判したり

日本のアニメーションが
今そういうものに囲まれているのだ
ということを
沢山の人の命の喪失と共に
私たちが思い知らされたこと

その後の亡くなった方々の
名前の公表についても
重苦しく切ない思いが残ったりした
そのどうしようもない気持ち

そのこととこの作品を
私は分断しては
観ることが出来なかった

だからこそ
新海誠が今世界に
どんな風に対峙するのかを
知りたかった

涙が出た
彼は世界よりたったひとりを
選ぶと言った

その言葉の重さが
批判を恐れない
過激な優しさが
心に突き刺さった

私は断固
新海誠を支持する

少年は
キャッチャーインザライを
読んでいたね
と新海さんに
話しかけたい気持ちだ