みずみず

天気の子のみずみずのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的な感想としては、まぁまぁでした。


<良かった点>

2点あります。
1点目は、現代の異常気象を当たり前のことだと思い、平然と生きている違和感に気づけたことで、
2点目は、恋愛だけでなく、オカルトや地質学、雲研究など様々な要素が組み込まれ、飽きない内容だったことです。


<疑問点>

作中では変わりゆく気象の変化を人々が柔軟に受け入れていく姿を描いていましたが、私はそれに疑問を覚えました。

阪神淡路大震災や3.11など、様々な災害体験をしてきたためか、多少の地震や、台風、豪雨などに慣れてしまった自分がいます。

しかし、危機意識が薄れてしまうことで、災害があった場合逃げるのが遅くなってしまったりだとか、備蓄をしていなかったために生活に困窮するだとかということも起こり得ます。

前回の台風被害の報道不足で、千葉の被害について、私の周りではほとんど口にする人がいませんでした。情報が伝達されていなければ、支援も滞ってしまいます。

気象変化に「慣れる」のではなく、「意識」して備えることが必要だと思います。
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