あおい

2分の1の魔法のあおいのレビュー・感想・評価

2分の1の魔法(2020年製作の映画)
4.8
2人の絆は一つになり、告げられなかった想いは再び紡がれる…

ピクサー最新作は、魔法と兄弟モノ!
分かっちゃいたけど、死ぬほど泣いてしまいました😭あかん!兄弟モノはもう、あかん!

弟想いのバーリーがもういい奴でいい奴で。とりあえずラストシーンは、マスクの中涙で溢れた。

知識はあるけど、魔法は使えないバーリー。魔法は使えるけど、知識はないイアン。そんな2人にとってお父さんは、共通の好きなもの。
お父さんに再会するために、2分の1の2人が1になるって思うと、ほんまによくできた邦題。
原題は「onward」で、「先へ進む」。これもこれで映画にピッタリ。

バーリー役の城田優、イアン役の志尊淳ともに上手い!お母さんはまさかのあの芸人さん!お世辞にも上手くなかったけど、正直お母さんに似てた( ^ω^ )シュレックに続き、またネタが増えそう。

マンティコアとかケンタロスとか、魔法の世界のキャラクターも個性的。そんな彼らが魔法を忘れ、現代人のように生活してる様はとても不思議な世界観でした。

バーリーが好きなボードゲームのように、2人で困難を乗り越えていく謎解きアドベンチャーの要素もあり、しっかりと伏線も回収されていき、一つ一つの小物と魔法の組み合わせも秀逸で、とにかく最後まで楽しいです!

主題歌の「全力少年」はこのために書き下ろされたかのような歌詞で、エンドロールでもう一泣きさせられた。字幕派の人も、今作は吹き替えで観て欲しい!

ディズニー映画が軒並み公開延期で、必然的に期待値も上がってましたが、やはりディズニークオリティで難なく乗り越えてきました。次の「ソウルフル・ワールド」も楽しみ!

2020年劇場鑑賞60作目
あおい

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