このレビューはネタバレを含みます
京都が舞台なのに標準語で演じるのなら、埼玉でも良かったのでは?京都という舞台の選択に意味が強すぎる。
バーチャルルール、必殺技ルールの説明過多な上、そのルールが後半まったく意味をなさなくなる。(新しいルールがどんどん生まれる)のはズルいのでは?何でもアリになってしまう。全体的に後出しジャンケンルールばかりで、これは伏線回収ではない。「初めに言ってませんでしたが」と言うだけの話。
必殺技の強度が良く分からない。ナニが出来て、ナニが出来ないのか。と言うより、何でも出来てしまうので、バトルサスペンス皆無。
主人公がヒロインを「好きになる」のでなく、「好きにならされている」のが、そもそもの起点として全く感情移入出来ない。主人公は一体ヒロインの何処に惹かれたのか。その描写がない。「お前は彼女と付き合うことになる」と言われただけ。
そもそも仮想空間のデータの話なのに、なんで「階段で」などと言う場所の指定があるのか意味不明。データ上の話なのだから、場所なんか何処でもいいのでは?
それにデータである主人公が仮に死んだとして、何か問題でもあるんだろうか。
音楽の使い方が絶望的に下手。
散々構築したバーチャル世界のマイルールを、最終的に(主人公はない研究所のオッサンの一存で)「リセットボタン押して円満解決」にするの、ナシでは.....これまで築き上げてきたルールが膨れ上がりすぎて、作者自らどうにもならなくなってしまった、と白旗あげたようなもの。