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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのコバタケのレビュー・感想・評価

3.5
2023年07月18日ディズニープラス観賞(IMAX Enhanced)。劇場鑑賞済。
2022年公開のマーベルコミックのドクター・ストレンジを題材にしたスーパーヒーロー映画2作目。

マルチバース(多元宇宙)に接続してから5ヶ月後、スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、かつて恋仲だったクリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)の結婚式前に、怪物から狙われる少女の夢を見る。式の当日、突如現れた怪物ガルガントスに狙われていたのは、夢で見た少女であった。

吹替版で再鑑賞。原作は知らない。監督はサム・ライミ。13年ぶりの監督作品ということで80~90年代の映画「死霊のはらわた」「XYZマーダーズ」「ダークマン」などカルトな原点回帰するのかも?と思っていたが、「スパイダーマン」的に複雑な情報が整理されエンタメとして成立している。個人的には、まとめ過ぎに感じ少し物足りない。また、鑑賞前は、タイトル名を見て1994年の映画「マウス・オブ・マッドネス」のようなものを期待していたが全然違った。

内容は、マルチバースが本格化してわけがわからないほどの情報量になり、なんでもアリになる。

ドクター・ストレンジだけでも、ディフェンダー(擁護者)・ストレンジ/デッド・ストレンジ、スプリーム・ストレンジ/シニスター(邪悪)・ストレンジが登場し、別の次元を行き来する。ヴィラン(敵)は、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)で、ワンダの双子の子供トミー・マキシモフ(ジェット・クライン)やビリー・マキシモフ(ジュリアン・ヒルヤード)が登場するが、2021年配信のテレビミニシリーズ「ワンダヴィジョン」を観ていると理解が深まる。

また、スプリーム・ストレンジの世界(アース838)においてヒーローチームの「イルミナティ」が存在する。この世界では、アベンジャーズが存在しないので、サノスとの闘いはこのチームが請け負っており、バロン・カール・モルド(マスター・モルド)(キウェテル・イジョフォー)、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)、ペギー・カーター/キャプテン・カーター(ヘイリー・アトウェル)、マリア・ランボー/キャプテン・マーベル(ラシャーナ・リンチ)、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(ジョン・クラシンスキー)、ブラックボルト(アンソン・マウント)が登場し、人型警備ロボットであるウルトロン・セントリーは、ヒドラがチタウリの技術を流用して作り、ウルトロンが改良を加えて作ったロボットという情報過多ぶりで、MCUを知るファンにはたまらないが、知らないと「一体誰っ?」と首を傾げることになる。

ミッドクレジットシーンでは、第三の目を開いたストレンジが謎の女性と共ににダーク・ディメンションへと飛び込む。
前回鑑賞時の感想では「次作を劇場鑑賞するかは微妙?」だったが、MCUを網羅した今、観ることになるだろう。

memo
・公開日:アメリカ2022/05/06、日本2022/05/04
・上映時間:126分
・製作費: -
・興行収入:$954,998,698|アメリカ$411,331,607、日本21億6000万円
・受賞歴:-

・2016年 MCU:14 ドクター・ストレンジ
★2022年 MCU:28 ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
※MCU...マーベル・シネマティック・ユニバース

--- 以下、前回の感想
【自分記録】2022.05.04劇場観賞
・事前情報なし。
・以下、関連作品劇場観賞済み
 ドクター・ストレンジ(2016年)
 アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー(2018年)
 アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年)
・以下、関連作品未観賞
 ワンダビジョン(2021年)

・ワンダ(スカーレット・ウィッチ)が敵で、アメリカ(女の子)をめぐる多次世界(マルチバース)で繰り広げるお話。
・冒頭から、マベールらしくド派手な演出。
・魔法使い出すと、なんでもアリになる。
・広げ過ぎな話を映画枠の尺に収めるのは大変そう。
・個人的にイルミナティとして登場する、XメンのプロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)に感動。
 >ピカード艦長年取りました。
 >諸事情でマーベルユニバースに出てこれないXメンが、今後出てくる事期待!
・視覚効果は「インセプション」観てると感動が薄くなる。
・次作を劇場鑑賞するかは微妙?
---
・腰痛もちなので劇場にコルセットもっていって正解
・TOHO系収容人数162の劇場
・音響:全館SRD,SRD-EX,DTS
・105名の観客
※公開初日+GW中+劇場の週1の割引日で同劇場70回目にして、100人越えのお客さんだった。
・パンフ(通常)880円(特別)1100円
・観賞1200円(週1の割引日)
・事前予約なし,当日券購入
・同劇場70回目利用
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