肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

3.9
アメコミ実写の一時代を築いた監督の帰還作は闇堕ちした女のホラー調セルフパロディ・オブ・ザ・デッド
というか茶目っ気のホラー・マッドネス・フィーチャー with サムライミ?(おそらくJホラーも㍉ね!)

ワンダの受難は取り返しなく続き、ストレンジの自己を弄んでの使命も未だ続くのだ

ん〜〜〜、ちょっとこれどうなんでしょ!?!?(笑)
まあとにかく、スパイデーどうのこうのじゃない、アベンジャーズ(MCU)ファンじゃなくてもいい!『死霊のはらわた』からのサム・ライミ'sホラー好きならとりあえず見ろ!歓喜しろ!そしてキレろwww ぐらいしかいいようがないっすね〜(いやこれからいつも通りに"ネタバレなし"で書き殴りますが?)

いやね、『モービウス』のレビューでサム・ライミパイディを持ち出して、暗に「過去のアメコミ映画の手法に囚われてるようじゃファイギMCUに並べないぜ!」ともとれるような事を言った手前、オープニングのクリーチャーデザインやらテンポやら"懐かしさ"半分、眠気も半分なやれやれ感がなかったとは言えないんですよ…中盤までは。
ただそこからはモーレツに「俺色に染めてやるぜ!!」っていう監督の前のめりな姿勢がちょっと過激で前作とタッチは明らかに違うし、
もう"彼"が故スタン・リー大帝の代わりに出演(一回目は誰か通じた人は少ない?w)してることからも「俺色」の"マーキング"みたいなのが窺えて、オール称賛でもない気がするんですよねぇ…
ただ、そこからかが"旗色が変わる"のも事実。
『オールオーバー・ザ・サム・ライミ』
の開始ですよぉ!w
〇〇対戦なんて、(あれ、これ何見てるんだっけ??)と世界観ブチ壊し(と取られる可能性)の爆笑バトルはやり過ぎ…w

ざっくり言いますが、上記のサム・ライミ作の"初期ホラー"を筆頭に"セルフパロディ"したシーンは勿論、全て自作のシーン発祥のものかは知れませんが、往年の「ホラー名作」、『キャリー』、『IT』、たぶん『リング』(か呪怨)までもを思わせる"ホラーあるあるオマージュシーン"をやたらとぶち込んでいるので、そこも"パロディの安っぽさ"をよぎらせながらも「核」としての"リスペクト"があるようで感心したんですよ!(ニヤニヤしながら)

というか、やっぱりMCUの"サプライズ根性(魂胆)"は凄まじいですね。「エンターテインメント」が何かをわかって平気な顔して仕掛けてきますw
予告からの"あのMCUの某つるっパゲ司令官か!?"と話題の記事(記事タイトルだけで当然読むはずもなく)もありましたが、もうそんな程度じゃ済まされないわけですよw

予告(こちらもきちんと見…略)で「Disny+」のフェーズ4ドラマ『ワンダヴィジョン』や『ホワット・イフ…?』の4話(ストレンジのもしも)を総合した「マルチバース」の世界観が繰り出されるだろうと誰が見ても明らかでしたが、これもそんなんじゃ済まされないですよ!(笑)
要するに今作が初めて、"フェーズ4ドラマ(&アニメ)ときっちり「コネクト」した映画"であることだけは言っておきましょうw

でもなんかいい意味でも悪い意味でも悲しくなってしまうんですよね…
「ストレンジ」と「ワンダ」の生き方に。
2人は「マルチバース」の存在を魔術という形とニューヒロインの存在で知ることになった"道を分かった者たち"。
ストレンジは何十万通りのシミュレーションを行って掴みとった"最善策"を行ったにも関わらず、「責任」の在り処として"称賛ではなく責められる存在"。ワンダさえも、その"喪失"という勝ち目でストレンジを責めるように堕ちるに堕ちていく…
前作からとてつもない事変と修羅場をくぐり抜けてやっと掘り返される、モルドとクリスティーンそれぞれとの関係性を思い出させてくれるのは嬉しいのですが、見ていてけんもほろろですよ…
"対比的"な2人の魔術師ですが、だからこそ2人で導き出すような「答え」が欲しかったですね…
その点をNEWキャラ:アメリカの存在で有耶無耶にされた気がしないでもないんですよ。

これはMCU映画なのか?侍み・ザ・ワールドなのか?彷徨ってる間にライミファンだからってオレオレわかってますよ!!と今まで築いてきたシリーズ作とのバランスを考えず、無闇矢鱈に絶賛しても"純然たるMCUファン"視点だとキモい扱いされるような"過剰さ"があるので、振り切らない評価にしておきましたw
でも中盤越えてからのマスク下はずっとニタニタの口裂け子していたんだからね!///