公開日の翌日に近くの映画館にて
まず、マルチバースということで、ノーウェイホームから急激に作中の世界の幅が広がり、予測のできない展開が待っているという期待に胸を膨らませることができるようになったことは本当に素晴らしいことだと思いますが、それにしても予習しなければならない作品が多いなと感じてしまう作品でした。
もちろん、そのやり方に不満がある訳ではないですし、この手法はノーウェイホームのように予習していて大好きな作品がストーリーと完璧なまでに混ざり合った時ほど心が震えるものはなく、マーベルを愛する人々に対する最大級のファンサービスになるのだと思います。
予習が必要とはいえ、ノーウェイホームよりは予習ができていなくともアクションなどで、ある程度は楽しめる作品だなと思いますし、どうしても予習したいけど一から追ってる時間がない!という人はあまりオススメはできませんが、押さえておきたい設定や出来事を簡単に文字で踏まえた上で本作を観て、その後に一つ一つ追っていく形でも一切の前情報無しで観るよりかは楽しめるのかなと思います。
感想ですが、とにかくワンダが怖かったです
また、まさかのあの人が!?と思ったらあっさり退場してしまったので、少し残念でしたが、個人的な考えとしては、本作は制作陣としてもマルチバースの可能性というものを模索しながら可能性は残しつつも、試験的な意味合いもあったのかなと思いました。
そして裏のテーマとして愛が描かれていたこともあり、エンドゲームのトニーの名言に次ぐ、新たな名言が生まれて胸熱でした。