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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのmakoのレビュー・感想・評価

4.2
〈MCU #34〉フェーズ4–11

《無限の可能性が存在する
―禁断の世界〈マルチバース〉が開かれる》
◎84点

本作は『ひまわり』の後に鑑賞しました。2本目。

『スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム』のその後が舞台。
本作を十分楽しむには、MCUシリーズ、Disney+で配信されているドラマ「ワンダヴィジョン」、アニメ「ホワット・イフ…?」特に1,4話、あとドラマ「ロキ」も観ればマルチバースが理解できる。

本作はIMAX案件(全編IMAX画角)と知り、IMAX3Dで鑑賞しました。

『スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム』で、ドクター・ストレンジはピーター・パーカーに懇願され人々の記憶を消すという禁断の呪文を唱える。だが、そのせいで時空が歪み、“マルチバース”と呼ばれる謎と狂気に彩られた世界への扉を開いてしまう。ここから始まる物語。

もし、今いる現実とは〈別の現実〉が存在していたら…。

それに囚われてしまったワンダ・マキシモフ。
ヴィジョンを失い、悲しみに沈んでいた彼女が別の現実の中に見たもの。そこには希望が✨
どうにかしてそこに行きたい!
ワンダの気持ちは同じ母として気持ちは分かる。
でも、それは自分勝手な願いでしかない。※1

マルチバースから別のドクター・ストレンジが現れる。
同じストレンジだけど、中身はそれぞれ違う。そして現れたストレンジは…😱
そのストレンジの使い方がGood。
ちゃんと伏線回収されてる。※2

新しい登場人物、アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)はマルチバースを行き来できる能力を持っている。ストレンジとのコンビ、よかったです。

いろんな愛が描かれていて、それぞれの愛に苦悩する。
解放、そして前へ。


本作、IMAX3Dで観てよかった♪
久しぶりのIMAX3Dは見応えあり!
目の前に映像が映し出されて楽しかったです♪
ホラー描写のようなものもあり、怖かった😱※3

ミッドクレジット、ポストクレジットがあるので、エンドクレジット中に席を立たないようにね!


本作について。
私はDisney+に加入し、フェーズ4のドラマやアニメを観てるから楽しめたけど、加入してない、観てない、一見さんは、どこまで理解ができたのだろうか。
個人的に映画は、その作品自体で楽しめるものであってほしいと思います。他作品を観ないと楽しめないのってどうなんでしょう。
Disneyのやり方にはいろいろ思う所がありますが、なんだかんだで私Disney+に加入したのでなんとも複雑…。

スコアはどうしよかと迷いましたが付けることにしました。


ここからネタバレ⚠️⚠️⚠️
※に付いて書きます。
















※1
別世界にワンダ/スカーレット・ウィッチの双子の息子ビリーとトミーが。ヴィジョンを失った今、ビリーとトミーはワンダ①にとっては希望の光。どうにかしてその世界に行きたいと思うのも無理はない。でもその世界には別のワンダ②がいる。
ワンダ①の願いが叶っても息子たちにとってはワンダ①は母ではないし、もし叶ったとしても今度はワンダ②が悲しむことになる。自分の事しか考えていなかった。でも息子たちから拒否されたワンダ①は、切なかった。ある意味残酷な展開だなと思った。

※2
別世界から来たドクター・ストレンジがまさか死ぬなんて。それがその後の展開に上手く機能していて上手いと思った。ゾンビストレンジは「ホワット・イフ?」5話で、もしも…ゾンビが出たら、を思い出した。

※3
スカーレット・ウィッチが這い出てくる所、貞子みたいで怖かったカタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ






観客 30人
字幕: 林完治
劇場鑑賞 #48
2022 #55
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