ねまる

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのねまるのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

他の道を選んでいたら?他の人生だったら?
というWhat if…?はいくらでも考えることが出来て、
もし、もし、って思うことはあるんだけど、
だからこそ、今幸せか?ってことを軸に置いているところが良かったなっていうのが素直な感想。

「今は幸せか?」他のバースと比べてではなく、今ここに存在していることを幸せだと感じられる。
どんなに違う世界でも、同じ愛するものの存在を感じる。同じ幸せを知る。
それは自分が得られないものだとしても。

例えば、自分(たち)の幸せのために、他人に犠牲を強いた者には報いが待っているというのを映像的にグロテスクに表現するのとか、
どんなに色んな可能性があっても、これがサム・ライミ映画で、ここにいれて嬉しいと思ってる。
これがサム・ライミなんだ。なんて考え過ぎかな?

ダニー・エルフマンの音楽と、
楽譜で戦うアクションシーンが大好き。アイデアはサム・ライミ側からだそうだけど、音をつけたのはダニー・エルフマン。
このタッグのお互いの信頼感が良いね。

、、、マイケル・スタールバーグやん。
1作目出てたことを把握してなかった。
本当にいつもいつも良いとこにいらっしゃいますね。、

そして、エリザベス・オルセン。
本当に素晴らしい。

ワンダについては、ううん。
ちょっとまだ受け止められないかなぁ。
ホークアイに誘われてヒーローになった始まりを知っていては、こうなってしまったことが無念でならない。

ATJのクイックシルバー推しは、彼の存在が全く無いものにされていることに関しては怒りにも近くで、ヴィジョンもいなく、ただどこのバースも子供との暮らしを望んでいるというのが謎。
それは置いておいても、なんだろうね。

能力が覚醒し、最強っぷりをこれでもかと披露する姿は格好良かったし、むしろ気持ち良かったけど、
だからといってワンダという1人の人間の物語の流れの中で、満足出来る展開ではなかった。
ねまる

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