超空間コベ

吸血の群れの超空間コベのレビュー・感想・評価

吸血の群れ(1972年製作の映画)
4.0
パニック映画に位置付けられる
作品なんだけど、とても静かで
落ち着いて観られる。

劇伴はほぼ最小限に抑えられ、
終始ゲコゲコが心地良く響き、
郷愁を誘い癒される。♪

【出場選手】
ヒキガエル
オオトカゲ
タランチュラ
ヒル
ガラガラヘビ
アリゲーター
カミツキガメ
カニ
鳥?等、多数!

特に注目すべきは、オオトカゲ
の策士ぶりだ。

まず、温室に侵入して、密室に
なる様、扉をキチンと閉める。
←え?どうやって?(笑)

次に劇薬の瓶を落として割り、
ガスを発生させ、中に居る男を
中毒死させるのだ…!
←お前は平気なのか??

さらには、ボートを繋いである
ロープを噛み切り、脱出不能に
追い込むなど、そら恐ろしい事
この上無い。☆

そして…
オヤジは、沼でワニと格闘!!
『恐怖のワニ人間』を彷彿と
させる熱きバトルだぜヒャハ!

…なるほど、某氏の解説通り、
クチがしっかり縛られてあった
(笑)

ここまで死人が出ていながら、
あくまでパーティにこだわり、
脱出を拒み、独り居残る老害。

独立記念日を祝う、星条旗を
模ったケーキがカエル軍団に
踏み荒らされていく様は、何か
深いモノを感じる。…様な気が
する。

そして、あのエンドロール…!
素晴らしいじゃないか?え?♪

いつか観よう観ようと後回しに
してたけど、迷ってるなら早く
観た方が良いですな、コレは!
そして忘れよう!!ぶはは(笑)
超空間コベ

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