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黒い司法 0%からの奇跡のスクリーンのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.0
黒人差別を扱った映画は沢山あります。
古くは「アラバマ物語」「招かれざる客」
最近では「グローリー」「グリーン・ブック」「それでも夜は明ける」
等々。
どれも白人の黒人に対する信じられない仕打ちが描かれていて
います。
この「黒い司法0%からの奇跡」もとても信じることが出来ない
裁判の醜さが描かれています。
それも、実話がベースになっていて、高々30年程前の事件。
もう、腹立たしさと胸糞の悪さばかりが込み上げてきます。
人間としてどうなの?と言いたい!
ここまでやる?と思う。
最近のジョージ・フロイド事件を見ても、あまりにも酷すぎる。
また、差別の陰には貧困の問題もあり、複雑だと思う。
でも、諦めないことの大切さを教えてくれました。
いやー、口で言うのはたやすいですが、
実際には並大抵の苦労では無いと思う。

映画としても、とてもシンプルで分かりやすく描いてあり
感情移入しやすいと思う。
マイケル・B・ジョーダンも熱い弁護士を好演。
ジェイミー・フォックスの抑えた演技も良かったです。

世の中には様々な差別が存在しているけれど、
少しでも分かり合おうとすることが大事ではないでしょうか?
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