信じられないけれど、それが現実。アメリカであった人種差別は、想像を遥かに超えるものだった。
無実の罪を着せられているマクミリアン。一度死刑囚となってしまったら、黒人の場合100%死刑になる。そこから救い出そうとする弁護士スティーブンソン。自らも差別を受けたり迫害を受けたりしながらも、事実と立ち向かう。何度も何度も壁にぶつかり、折れそうになるスティーブンソン。彼を動かすのは、マクミリアンの生きたいという気持ちと彼の家族の心。
日本でも同じようなことが起きているようだ。日本の場合、人種差別からではないが、早く事件を解決してしまいたいがために犯人をでっち上げる。いわゆる冤罪が後を絶たないらしい。
正義と良心をもって裁判が行われるように願う。そして、スティーブンソンのように、
深い信念をもって立ち向かっていける弁護士が存在することを願う。