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黒い司法 0%からの奇跡のmikiのネタバレレビュー・内容・結末

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

これ実話っていうのも怖いし、1980年代とか割と最近の話なのも怖い。
私たちアジア人も他人事ではなくて、白人社会に行けば見えない差別に遭う。
コロナの流行でアジア人差別が顕在化する今、この映画を見て、人種差別に対する自分の率直な思いを確立できてよかった。

差別をする人々に対してシンプルに感じることは、「あなたはそれでいいのか?」
それ以上の感情が湧かない。
手を上げられたり、冤罪を着せられたりしたらたまったもんじゃないけど、言葉によるヘイトに対しては下らなさすぎてもはや感情が湧かない。
保安官、あなたはそれでいいのか!

映画に対しては伝記ものだから仕方ないのかもしれないけど、全体的にプツプツ切れて流れが悪かった印象。
ブライアンの原点である死刑囚との出会いもあっさりだし、ずっとサポートしてくれてた女性との出会いも唐突だし、テレビで事件の知名度を上げ始めたのも、どのツテから??ってなってしまった。
実際はもちろん色々あっただろうし、尺の都合上端折らざるを得なかったんだろうけど、映画1本の流れが途切れ途切れでイマイチ没入できなかったな。
とはいえ、ハーブの死刑執行の時の、同じ死刑囚たちからエールにはうるっときた。
普通に悔しいよね、理不尽すぎて。

最後に実際の人物の写真とか色々出てきてすごく楽しめたんだけど、めちゃめちゃ似ててびっくりした!
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