「人種が違っても命に色の差はない」
キャプテン・マーベルとブラックパンサーが囚われたレイ・チャールズを奪還する実話モノ。手に汗握る展開に思わずって、違いますね、、。
◇今もまだ根強く残る人種差別
時はたった数十年前の1987年アメリカ南部アラバマ州。白人少女殺害による黒人死刑囚の冤罪の再審請求を実現させた北部出身の若き黒人弁護士の実話物語。
どれだけ無実の証拠を提示しても白人優遇による司法の壁が立ちはだかる。社会もまた同じく。冤罪で電気椅子に座る可能性の高さに胸が締め付けられる、、。
"死刑判決の9人のうち1人は冤罪であることが証明される"という状況。
必要以上のエンタメ性は抑え、伝えたい思いがしっかりとスクリーンを駆ける。
法が正しく作用されず人が支配を行う危うさを描く!
マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォクス、ティム・ブレイク・ネルソンなど役者陣の力も伴って思考、感情にダイレクトに触れてくる。
胸が締め付けられる骨太の作品に涙する。