にーやん

黒い司法 0%からの奇跡のにーやんのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.1
冤罪の死刑囚のために立ち上がる弁護士による奇跡の実話。


思えば「グリーンブック」もツアー最後の地が アラバマ だった。グリーンブックは1962年、黒い司法は1988年。そして現在も…根底はきっと何も変わっていない。その証拠としてこういう話はいくつもある。まるでデジャブをみているかのように。

人種差別の問題は永遠のテーマであることを思い知らされるような作品だけど、これが現実。それを深く心に刻まなければいけないと改めて思った。


以下ネタバレあり〼
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投げ入れた家族写真は演出過多にも思えたけれど、あの新米警官の存在がとても良かった。立場がどうこうではなく真実をちゃんと見極め、できることをやることの大切さ。なんか気持ちが救われた。

エバを演じたブリー・ラーソンさんもこの作品と観客を繋ぐ重要な役割りを地味ながらに見事に演じていたのも印象に残ります。


まるでデジャブのようでオーソドックスな作品ではあるけれど、シンプルに心が揺さぶられ胸が熱くなる良い作品には違いない。2度泣ける…。
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