やばい街、ブルックリンで50kgものコカインが強奪される事件が起こる。現場に居合わせた警官7名を射殺し逃亡した犯人の二人組を追うために駆り出されたのは、正義の名の下に時には非情な決断を下す刑事アンドレだった。彼は犯人がまだこの近くにいると読みマンハッタン島にかかる21本の橋を始め全ての交通網を封鎖する。果たしてアンドレは犯人をとっ捕まえられるのだろうか？な話
映画を愛し、映画に愛されてるのでオンライン試写にて。いつもありがとう…。ブラックパンサーでおなじみなのに、ついこの前43歳の若さで死んでしまったチャドウィック・ボーズマン主演作。ルッソ兄弟が関わってるけどアベンジャーズやタイラーレイクみたいなド派手さは無くかなりシンプルなシナリオで警察と悪人の立場の不安定さを突きつけながら、ボーズマン演じるアンドレが持ち続ける正義という価値観に対して現実との矛盾に苦しむ感情表現など、とにかく彼の演技が光りまくるやつでした。惜しい人を亡くしたな〜。
ストーリー自体は犯人がコカイン強奪する最初のあたりで大体「こういうことだろな」って真相が読めるくらい不自然な点がたくさんあるけど、そこに変な難解さは無く簡潔明瞭。正義とは悪とは結局何なのかということをそれぞれ考えさせる教材のような仕上がりでした。堅実さがとにかくすごい。今週末公開らしいので、気になったら是非。チャドウィック・ボーズマン、劇場公開作はこれがラストなんだね。え〜ん
